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当院の糖尿病治療の特徴

当院の糖尿病治療の特徴

  1. 主治医は糖尿病専門医
  2. お薬は最小限・対話は最大限
  3. インスリンは絶妙のタイミングで
  4. ライフスタイルの改善と栄養療法の併用
  5. 本気で行う合併症ケア

主治医は糖尿病専門医

当院では、長年たくさんの糖尿病患者さんの治療にあたってきた
糖尿病専門医が皆様のホームドクターになります

軽症から重症、また通院困難な例まで幅広いニーズに対応致します。

  • 初めて糖尿病と診断されてご不安な方
  • 軽い段階でほとんど投薬がいらない方
  • お薬やインスリンをやめてライフスタイルの改善だけで管理したい方
  • 糖尿病歴が長い方
  • コントロールが不安定な方
  • 他の病気との合併で管理が難しい方
  • 大きな病院からホームドクターでの管理に切り替えたい方
  • 通院が困難で訪問診療を希望される方
  • 妊娠糖尿病と指摘された方
  • 低血糖を疑う方

など、あらゆる血糖値の問題についてお気軽にご相談下さい。

現在、医療現場においては、
急性期には大病院で、
日常的な管理は地域のホームドクターで
という流れが推進されています。
長年、総合病院や大学病院の専門外来で受けてきた皆様には
ご不安があると思いますが、
当院では、同じレベルの高度な糖尿病の検査・治療を受けて頂くことが
可能です。

特に糖尿病を含めた生活習慣病は、
一人一人の生活習慣=行動パターンが原因になっていますので、
流れ作業的で画一的な指導では改善が難しいものです。
日常的に密なコミュニケーションができるという点では、
大病院よりも身近で安心して頂ける存在になれるのではないか
と考えています。

また、現在、糖尿病が専門外の主治医にかかられている場合で
血糖管理が困難となっているケースでは、
主治医と連携の上で糖尿病の管理のみ当院で行うことも可能です。
主治医にご相談の上、当院にご連絡下さい。
診療情報提供書(紹介状)をご持参いただくとスムーズです。
血糖値が安定した段階で、主治医に治療を引き継がせて頂くことも可能です。

お薬は最小限・対話は最大限

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お薬だけはたくさん出すのに、
医師はパソコン画面ばかり見て3分診療。

これでは、残念ですよね。

当院では、「お薬は最小限・対話は最大限」を心がけ、お一人お一人とのコミュニケーションを大切にしていきたいと考えています。

「糖尿病は進行性の代謝の病気で、一度なったら治らない。」
というのが一般的な考えです。
確かに、代謝は完全には戻りませんが、適切に膵臓を休ませ、健康的なライフスタイルを日常にすることで、お薬なしで生涯元気でいることも不可能ではありません。

糖尿病の患者さんは、歴が長くなりコントロールが難しくなるほどにお薬の量が増えていきます。
特に、糖尿病のお薬は、内服薬だけで7種類
それに、各種インスリンやGLP1作動薬といった注射剤を含めると10種類以上の選択肢があります。
それらを組み合わせて使用するのですが、お薬だけに頼って生活習慣が改善されないと血糖値のコントロールが少しずつ難しくなって来るため、1種類ずつお薬が追加されることになります。
また、長期間に渡り、膵臓を刺激する強いお薬を使用することで膵臓が疲弊してしまい、いずれ複数の内服薬を併用しても全くコントロールができない状態2次無効)をむかえてしまうこともあります。

さらに、脂質異常症や動脈硬化性の疾患などを合併しているケースも多いので、さらにお薬の数が増えていきます。

10種類以上の内服薬を併用している方も、まれではありません。
若い頃はまだしも、高齢者になるとお薬を飲むだけでお腹がいっぱいになったり、お薬が喉を通らなくなったりして問題になってきます。

お薬を追加しても追加しても、数値が良くならないケースで、実は患者さんが処方されたお薬を飲んでおらず、家に溜め込んでいることも珍しくないお話です。
外来では分からなかったのに、訪問診療でご自宅に伺ってみて
「あら!びっくり!」
たくさんのお薬の山を大発見!
何てこともあります。

患者さんは、
「医師に怒られそうだから・・・」とか
「熱心に勧めてくれるのに悪いから・・・」などという気持ちから本当のことが言えず、このような状況に陥ってしまうのですが、
多くのケースは、医師、または看護師や受付スタッフなどと患者さんの信頼関係やコミュニケーションの不足などが原因になっていると考えられます。

これらの問題を当院では真剣に考えています。

患者さんの数値や疾患だけをみて、画一的に、また一方的に治療を進めることはしません

患者さんご自身と人と人としてしっかりと向き合い、
双方向のコミュニケーションをとりながら、
病状や体質だけでなく、性格やライフスタイル、家庭環境、仕事の状況などを総合的に捉えます。

そして、それぞれに合ったライフスタイルの改善方法を共に見つけ、必要最小限のお薬でコントロールできるように一緒にがんばります。
可能なケースでは、将来的にお薬なしで自立できることを目標にしていきます。

インスリンは絶妙のタイミングで

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インスリンについては、多くの方に誤解があるようです。
患者さんからよく聞く声として

「一度インスリンを使ったら、依存してしまうから手放せないのでしょう。」

というものがあります。

これは誤った認識です。
外からインスリンを注射したから、膵臓が依存してインスリン分泌をサボるわけではありません。

膵臓が荒廃しきって、インスリンがどうにもこうにも自力で分泌できないIDDM(Ⅰ型糖尿病)や進行したNIDDM(Ⅱ型糖尿病)では、インスリンを外から補わないと細胞に糖が運搬できず、死に至ります。

そういったケースでは、自己注射するインスリンは命綱ですから、生涯必要になります。

ですが、疲弊しきった膵臓を休ませ、回復させるために、一時的にインスリンを使う方法もあります。

過剰に甘いものを炭水化物を長期間摂り過ぎてしまったケースなどで膵臓がフル稼働し疲れきってしまったところに、さらに膵臓を刺激してインスリンを分泌させるようなお薬を使うと、ますます膵臓の疲弊を増長することになります。

膵臓が荒廃しきっていたら、どんなに休ませても回復はしませんが、
まだ余力がある場合であれば、
食生活を改善した上でインスリンを外から補い、一定期間膵臓を休ませてあげると膵臓の機能が回復します。
すると、インスリン分泌機能も改善してきますので、インスリンを中止することができます。

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針は、採血や点滴よりも圧倒的に細い(32Gで4〜8mmの長さ)ので、通常は痛みはありません
針先に工夫をしてより痛みを軽減するように改良されたタイプもあります。

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インスリンは、代謝を刺激するお薬ではありませんので、逆にお薬よりも負担は少ないものです。
もちろん、量を間違えると低血糖を起こしますから、量の調整は重要です。
血糖値の乱高下を起こし、血糖値の変動幅が大きくなるほど、
血管の動脈硬化が進み、合併症が起きやすくなります。
予後の改善には、血糖値の低下だけでなく、その変動幅を如何に少なくするかが重要になります。

 

持続型インスリンポンプ療法(CSII)での治療は保険診療で導入できるよう準備中ですので、お待ちください。

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これにより、予定外の日常生活の変化にも対応しやすく、血糖値の変動を防ぐことができます。
日常生活において、ストレスを感じることなく血糖管理ができることが重要です。 

適応

  • Ⅰ型糖尿病(IDDM)
  • インスリン療法による安定した血糖コントロールが必要なⅡ型糖尿病(NIDDM)
  • 妊娠糖尿病 他・・・

インスリン注射は絶対に嫌!という方は、応相談。
絶対的に必要なケースでなければ、無理強いはいたしません。

ライフスタイルの改善と栄養療法の併用

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また、大切な日常の食事やライフスタイルの改善については、栄養療法やヘルスケアに長けた医師がカウンセリングやコンサルティングを行うことも可能です。
お薬に頼らず、食事やライフスタイルの改善、また栄養療法だけでというニーズにも対応させて頂くことが可能です。

軽症のケースであれば、血液検査を定期的に行いながら、日常のメニューの選択の方法やエクササイズ習慣を身につけるだけでもコントロールが可能です。

性格・趣味嗜好・家庭の環境・仕事の状況などによって、できることややりたいことも違うものです。
お一人お一人と対話しながら、適正や状況に合った形の食事やエクササイズのメニューを組み立て、ヘルシーで持続可能なライフスタイルを一緒に見つけていけたらと思います。

また、当院で行う栄養療法は、分子レベル・細胞レベルからの栄養療法(分子整合栄養療法)よるものです。
治療のサポート役としての栄養素ではなく、体の骨格や代謝の機能を作る原材料として栄養素を治療量補うことで、壊れた細胞骨格や代謝の機能を治す療法になります。

特に糖尿病は、糖は過剰なのに栄養失調の病気です。

  • 偏った食事による不足
  • 尿への排泄の亢進(水溶性ビタミンであるB群やC、ミネラル)
  • 糖代謝やまたタンパク質の崩壊(異化)の促進による消費の高まり
  • 酸化ストレスによる抗酸化物質の消費

などが原因です。
そのためにますます糖代謝が悪化し、糖尿病が悪化し、合併症が進行します。

不足しているのは

  • アミノ酸
  • ビタミンB群
  • ビタミンA/C/E
  • ω3系脂肪酸(EPA/DHA,αリノレン酸)
  • カルシウムやマグネシウム、亜鉛などのミネラル類

などです。
ご自身に不足した栄養素をご自身に合った量補うことで、病状を改善し、合併症を予防できます。 

アミノ酸:タンパク質の崩壊(異化)が進み、全身の機能が低下する為、タンパク質代謝を改善するための原材料。

ビタミンB群:糖質、またタンパク質や脂質をエネルギー源として燃焼する為。
また、糖尿病では乱れがちな感情や睡眠に作用するセロトニンやドーパミンなどの神経伝達物質の分泌を改善する。
抗酸化物質としての作用も明らかになっている。

ビタミンA/C/E:後述するように合併症を防ぎ、生涯寝たきりにならない為に抗酸化が必要。血管を守る為に糖化だけでなく酸化ダメージを防ぐ。ビタミンCは糖尿病に伴う白内障の予防、ビタミンEは細胞膜が酸化するのを防ぐ。

ω3系脂肪酸であるEPA/DHA,αリノレン酸:細胞膜を形成する脂質の酸化による脳細胞を含めた全身の細胞の酸化ダメージを防ぐ
糖尿病の血管老化の要因になる全身の炎症を防ぐ為には、炎症を起こすアラキドン酸を産生するω6系脂肪酸であるリノール酸(いわゆるサラダ油やコーン油、大豆油、紅花油、マーガリン、ショートニング)などを控え、ω3系を中心にすると良い。

一般的な保険適応の血液検査でも、たんぱく代謝の低下、ビタミンB6やナイアシン、亜鉛の不足についてはわかります。

詳細な67項目の血液検査を受けて頂くと、現状の把握と合併症予防のために詳細な状況を把握することができます。
この場合は、自費検査になりますが、適切なアドバイスができますので、特に初回はお勧めいたします。

合併症を本気で予防する

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糖尿病による最大の問題は、合併症です

一般に知られる

  • 神経症(壊死による下肢切断やインポテンツなどにつながる)
  • 網膜症(眼底出血や失明につながる)
  • 腎症 (透析につながる)

これらはいずれも高血糖が招いた動脈硬化による疾患です。
それだけではなく、

  • 脳梗塞
  • 心筋梗塞
  • 閉塞性動脈硬化症
  • 悪性腫瘍
  • 重症感染症
  • 骨粗鬆症
  • 認知症

なども合併しやすくなります。

これらは、確実に、生活の質(Quality of life)を低下させます。
そもそも、糖尿病を良くする目的は、血糖値を下げることではありませんよね?

生涯健康な体で人生を謳歌するために、血糖値をコントロールしているはずです。

血糖値が高いこと、そのものが問題ではありません。

  • 高血糖による糖化反応(グリケーション)
  • 高血糖による酸化ストレス

これらが

  • 血管にダメージを与え
  • ホルモンや遺伝子、コラーゲンなどのタンパク質の働きを低下させる
    (最終糖化産物AGEsの産生)

ことで、

  • 全身の血流を低下させ、
  • 全身の機能を低下させ、
  • 全身の骨格が弱り、

全身の細胞・体の機能・骨格が弱るのが糖尿病です!
糖尿病は膵臓の病気ではなく、全身病なのです。

これらの合併症を防ぐためには、

  1. 血糖値の平均値を下げ、血糖値の乱高下を避けること
  2. 酸化ダメージをおさえること
  3. 炎症を抑える事

血糖値の管理は当然として、酸化の病気とも言える糖尿病にとっては抗酸化アプローチや抗炎症アプローチが有効です。

抗酸化・抗炎症アプローチとしては

  • 抗酸化物質(ビタミンB群・ビタミンA/C/E)をとること
  • 抗酸化食品(野菜の抗酸化成分・フィトケミカル)をしっかりとること
  • 酸化・炎症を促進するω6系脂肪酸やトランス脂肪酸を控えること
  • 酸化・炎症を抑制するω3系脂肪酸やω9系脂肪酸に切り替えること
    (ω9:オリーブオイルや国産菜種油・米油などに多い)
  • 腸内環境を改善すること
  • 酸化・炎症を促進する歯周炎を治療すること
  • 適切な有酸素運動によって抗酸化力を上げること

などがあります。

最近特に注目されているのは、腸内環境へのアプローチです。

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特に糖尿病は、腸内フローラ(腸内細菌叢)が悪玉菌に傾きやすく腸が炎症を起こし酸化ストレスが高まることが知られています。
腸内フローラを改善する食品には、

  • 善玉菌を摂取するプロバイオティクス
  • 善玉菌のエサになるプレバイオティクス

などがあります。

特に善玉菌では、2015年にコーネル大学の研究チームが遺伝子の改編によってインスリン分泌を促し血糖値を上昇させるグルカゴンを抑制する腸管ホルモン・インクレチン(GLP−1)の分泌を促す乳酸菌を作成することに成功し、注目を集めています。
 (Diabetes 2015.1.27)

善玉菌のエサになるプレバイオティクス には、

  • 食物繊維(水溶性は余分な糖や脂肪の吸収を抑制する)
  • 難消化性オリゴ糖(善玉菌のエサになる)

などがあります。

食物繊維は、これまで便通を改善するなどの作用以外にとりたてて注目されていませんでした。
ですが、最近では腸内の善玉菌によって短鎖脂肪酸(酪酸・酢酸・プロピオン酸)に分解され、それらが人にとって素晴らしい働きをしていることがわかり、改めて注目されています。

  • インスリン分泌促進作用:インクレチンの分泌促進を通じて
  • 抗肥満作用:エネルギー代謝を活発にして脂肪の蓄積を防ぐ
  • 抗アレルギー作用:抑制系の免疫細胞Tレグを増やす
  • セロトニン分泌促進作用:神経伝達物質であり低下でうつ病に
  • 腸管のバリア機能の向上:アレルギー・炎症の改善
  • 腸管の細胞のエネルギー供給
  • 水素発生作用:短鎖分泌過程で腸内細菌から発生

ゲノム解析が可能になり、人は自分自身だけでなく、腸内フローラに食物の代謝をアウトソーシングしていることがわかってきました。
自分の体質+腸内フローラの種類やバランス=人全体の代謝の性質
なのです。
特に自分自身の代謝に異常が出ている糖尿病などの生活習慣病では、腸内フローラにも手助けをしてもらうことでより効果的なアプローチが可能になります。

プロバイオティクス・プレバイオティクスを食生活に摂り入れることで、腸内環境から健康になり糖尿病の予防・改善、合併症の予防につながります。

当院では、多角的なアプローチで皆さまの生涯の健康的な体づくりをお手伝いしていきたいと考えています。

 

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